中国の
ロケットが
近く大気圏に
再突入し、
残骸が
地表に
落下する
おそれが
指摘されている
問題で、
アメリカ軍はロケットが
日本時間の9
日昼すぎに
中央アジア付近で
大気圏に
再突入すると
予測しています。
ただ、位置の予測は今後、大きく変わる可能性もあるとして、予測が更新されれば速やかに情報を提供するとしています。
アメリカ軍は、中国が4月29日に独自の宇宙ステーション建設のために打ち上げた大型ロケット「長征5号B」が近く大気圏に再突入し、残骸の一部が燃え尽きずに地表に落下するおそれがあると指摘して分析を進めています。
これについてアメリカ空軍は、アメリカ東部時間の7日午前5時現在の分析として、ロケットは日本時間の9日昼すぎ、中央アジア付近で大気圏に再突入すると予測しています。
ただ、正確な落下地点は再突入の直前まで予測できず、位置に関しては今後、大きく変わる可能性もあるとしています。
アメリカ宇宙軍の制服組トップ、レイモンド作戦部長は7日、議会下院の公聴会で、レーダーや光学望遠鏡も使いロケットの動きを監視していることを明らかにしました。
そのうえで「非常に綿密に追跡しており、大気圏に再突入する位置が判明すれば、警告を発する」と述べ、予測が更新されれば速やかに情報を提供するとしています。