政治せいじ資金しきん規正きせい法ほう 再さい修正しゅうせい案あん 特別とくべつ委いで可決かけつ見通みとおし あす衆院しゅういん通過つうかへ

政治せいじ資金しきん規正きせい法ほうの改正かいせいに向むけて、自民党じみんとうは3日にち、公明党こうめいとうと日本にっぽん維新いしんの会かいの主張しゅちょうを踏ふまえた修正しゅうせい案あんを国会こっかいに提出ていしゅつしました。

しかし、党とうから支給しきゅうされる「政策せいさく活動かつどう費ひ」に関にかんして、内容ないようが不十分ふじゅうぶんだとする維新いしんの会かいの反発はんぱつを踏ふまえ、自民党じみんとうは4日にち、再さい修正しゅうせいした法案ほうあんを提出ていしゅつし、衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいは開ひらかれませんでした。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「与党よとうを超こえた幅広はばひろい合意ごうい形成けいせいを目指めざしつつ、今こん国会こっかいでの改正かいせいに向むけて全力ぜんりょくを尽つくす」と強調きょうちょうしました。

また、維新いしんの会かいの遠藤えんどう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、「自民党じみんとうに寄よっているのではとやゆされるが、少すこしでも前進ぜんしんしたという評価ひょうかのもと、賛成さんせいしたい」と述のべました。

これに対にたいし、立憲りっけん民主みんしゅ党とうの安住あんじゅう国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは「ひどい迷走めいそうで、自民党じみんとうと維新いしんの会かいは、細部さいぶを詰つめずに合意ごういしたからこんなことになった。ザルの合意ごういだ」と批判ひはんしました。

衆議院しゅうぎいんの特別とくべつ委員いいん会かいは5日にち、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんに出席しゅっせきを求もとめて質疑しつぎを行おこなったあと、法案ほうあんを採決さいけつすることにしていて、自民党じみんとうの法案ほうあんは、公明党こうめいとうと維新いしんの会かいの賛成さんせいも得えて可決かけつされる見通みとおしです。

そして、6日にちの本ほん会議かいぎで採決さいけつされ、衆議しゅうぎ院いんを通過つうかする運はこびです。

一方いっぽう、公明党こうめいとうや維新いしんの会かいへの今回こんかいの対応たいおうについて、自民党じみんとう内ないからは、「合意ごうい形成けいせいは必要ひつようだが、譲歩じょうほしすぎだ」といった不満ふまんが相次あいついでいて、今後こんごの政権せいけん運営うんえいへの影響えいきょうを指摘してきする声こえも出でています。