また、
要人が
宿泊する
ホテルや
会場の
日本武道館周辺に
多くの
警察官を
配置している
ほか、
総理大臣官邸などの
重要施設でも
警察官を
大幅に
増やして
警備に
当たっています。
さらに、羽田空港や東京駅といった主要な駅など多くの人が集まるいわゆる「ソフトターゲット」と呼ばれる場所では、爆発物を検知する警備犬によるパトロールを強化しています。
「国葬」当日や前後の期間、都内の主要な駅では鉄道各社がコインロッカーやごみ箱の使用を中止するなどの対応を取るということです。
一方、都内各地では、「国葬」に反対する市民団体のデモや集会が相次いで実施されています。
警視庁は「国葬」当日、警視総監をトップとする「最高警備本部」を設置し、全国から派遣される警察官に加え、都内各地の警察署員などによる臨時の機動隊も編成し、およそ2万人の態勢で警備に当たります。
会場に入る参列者に手荷物検査を行うほか、周辺には、緊急時に銃器で対応する部隊も配置することにしています。
また、安倍元総理大臣の自宅から出発する葬儀車列には多くの人が見送りに訪れる可能性もあるとして、沿道に多くの警察官を配置する方針で、都内は厳戒態勢となります。
成田空港では各国要人の到着が本格化
27
日の
安倍元総理大臣の「
国葬」に
参列するため、
成田空港では25
日からIOC=
国際オリンピック
委員会のバッハ
会長など、
海外からの
要人の
到着が
本格化しています。
空港での保安検査や警備が強化されているため、空港会社は、出発時間に余裕を持って訪れるよう利用者に呼びかけています。
25日には、
▽IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長や、
▽スイスのブルカルテール元大統領、
それに
▽モンゴルのオヨーンエルデネ首相などが次々に到着し、
外務省や関係者らの出迎えを受けたあと、用意された車で空港を後にしていました。
成田空港では今月30日にかけて、搭乗の際の保安検査を強化しているほか、ターミナルビル内のコインロッカーや、一部のゴミ箱の使用を制限するなど警備も強化していて、空港会社は利用者に対して、出発時間に余裕を持って空港を訪れるよう呼びかけています。