カリブ海で大きな被害を出したハリケーン「フィオナ」が強い勢力を保ったまま温帯低気圧となってカナダ東部の大西洋岸を直撃し、暴風や高潮で大きな被害が出ました。
フィオナは24日未明、南東部ノバスコシア州に上陸しました。同州で午前中に最大瞬間風速約49.7メートルを記録しました。米国立ハリケーンセンターによると、24日夜の時点で最大風速約30メートルと、ゆっくり勢力を弱めていますが、カナダ当局は危険な状態がまだ続くと警告しています。
州都ハリファックスではアパートの屋根が崩落し、約100人が避難しました。市長は「息をのむ規模の嵐だ」と述べました。