静岡県のまとめによりますと、
県内各地で
浸水の
被害が
相次ぎ、26
日午前6
時の
時点で、
合わせて12の
市と
町で、
▽床上浸水が1496棟
▽床下浸水が2534棟の、
合わせて4030棟に上っています。
静岡市によりますと、取水口に流木が詰まった影響などで静岡市清水区の8割にあたる、およそ63000世帯で断水が起きていて、浸水の被害を受けた地域の復旧にも影響が出ています。
清水区高橋の秋山博野さん(64)の住宅では、床上およそ1メートルの高さまで水につかり、26日は床板を剥がして自宅の中を乾燥させる作業を行っていました。しかし、断水の影響で自宅の水道の水が少しずつしか出ないため、給水所からポリタンクで積んできた水を使って、家の中の泥を洗っているということです。
秋山さんは「自宅にいて水が上がってきたときには、もうだめかと思った。水は、すぐに引いたが、水道がうまく使えないので、今は家を洗う作業が進まず困っている」と話していました。
清水区内には29
か所に
臨時の
給水所が
設けられていて、
清水海上保安部では、
清水区日の出町の
巴川の
河口に
巡視船が
停泊し、
その船内から
ホースを
伸ばして
車で
訪れた
人向けに
給水を
行っていました。
清水区の46歳の女性は「涙が出るくらい助かっています。ほかの給水所がは車で入りづらいところもあり、ありがたいです」と話していました。
静岡 田辺市長 “土曜日以降の段階的な復旧目指す方針”
台風15
号の
影響で、
静岡市清水区の8
割にあたる
およそ63000
世帯で
断水が
起きていることについて、
静岡市の
田辺市長は26
日の
会見で、27
日以降に
重機を
投入して
取水口の
流木などを
撤去し、
土曜日以降の
段階的な
復旧を
目指すという
方針を
示しました。
この中で、静岡市の田辺市長は24日昼前から続く断水について「大変不便な生活を強いられている住民がいることに非常に心苦しく思っている」と述べました。
復旧の見通しについては「急いでいるが川の水量が下がらず重機を入れられていない。機械での作業が可能になれば最短4日で生活用水の供給が可能になるので1日でも早く対応したい」と述べたうえで、27日以降に重機を投入して取水口の流木などを撤去し、土曜日以降の段階的な復旧を目指すという方針を示しました。
また、これまでの対策が十分だったか問われると、田辺市長は「目標を持って強じん化と治水対策を進めてきたが、想定を上回る雨が集中的に降った」と述べました。
海上保安部が巡視船から給水
静岡市清水区の
大規模な
断水への
対応のため、
清水海上保安部は
巡視船から
水を
提供する
臨時の
給水所を
設けて
対応しています。
巡視船からの給水は、26日午後3時までは清水区日の出町の巴川の河口で行われ、午後3時から午後9時までは、同じ日の出町にある清水港「日の出ふ頭」で行われるということです。
午後3時から給水を行う巡視船「いず」は大型の巡視船で一般的な2トン給水車250台分に当たるおよそ500トンの水を積んでいるということです。
清水海上保安部の塩見賢司管理課長は「水は重いので車への積み込みは職員が手を貸しながら対応させてもらいます」と話していました。
島根原発2号機 再稼働認めない仮処分申し立て きょう判断
再稼働に向けた準備が進む、松江市の島根原子力発電所2号機について、地元の住民が地震や火山の噴火などの想定が不十分だと主張して、再稼働を認めないよう求めている仮処分の申し立てに対し、広島高等裁判所松江支部が15日、判断を示します。全国で唯一県庁所在地にあり、ことし12月にも再稼働が計画されるなか裁判所の判断が注目されます。
Nguồn: NHK
May 15, 2024 05:05