今回の
動員に
関連して、ロシア
大統領府のペスコフ
報道官の
息子が、ロシア
軍からの
動員の
招集を
拒否したように
受け止められる
動画が
公開され、
物議を
醸しています。
公開したのはロシアの反体制派のグループで、動画はペスコフ報道官の息子、ニコライ・ペスコフ氏に対し、予備役を招集する担当者を装い偽の電話をかけた際のやり取りだとしています。
この中では偽の担当者が「あなたに招集状が送られた。徴兵事務所に来るようにという紙を受け取ったはずだ」と伝えたのに対し、ニコライ氏が「もちろん、あすは行かない。私がペスコフであることを知っているなら、それがいかに間違っているか、理解する必要がある。この問題は別のレベルで解決する」などと答えるやり取りが伝えられています。
動画は今月21日に公開されたあと、340万回以上、再生され関心を集めていることがうかがえます。
これについて、ペスコフ報道官は動画の音声が息子の声だと認めたうえで「このグループは、すべての会話のやり取りを公開していない。私は息子のことを信じている」と反論しています。
ロシア⇒トルコ便は軒並み売り切れ
今月21
日以降、ロシアからトルコへ
向かう便は
軒並み
売り切れていてプーチン
大統領が
予備役の
部分的な
動員を
発表したことが
影響したのではないかとみられています。
トルコ航空の予約サイトでは、日本時間の26日午後5時の時点で、1日5便あるモスクワ発イスタンブール行きの直行便のチケットが、来月5日の分まですべて売り切れていました。
6日は、エコノミークラスの片道の航空券が日本円で19万5000円余りとなっています。
同じ日に運航し、飛行時間がモスクワ便の3倍以上ある羽田とイスタンブールを結ぶ便と比べても4万円近く高く、価格が高騰しているようすがうかがえます。
また、トルコ南部のリゾート地のアンタルヤにはトルコ航空だけでモスクワからの直行便が1日14便運航していますが、こちらも来月2日まで満席となっています。
トルコは欧米各国がロシアからの航空便の受け入れを停止する中、往来が続く国の一つで、ロシア人は短期滞在の際にビザは必要ありません。
ロシア隣国のフィンランドにもロシアから多くの人が
このうちロシア
第2の
都市サンクトペテルブルクから
車で
およそ3
時間のところに
あるフィンランド
東部の
町ヴァーリマーの
検問所では
入国しようという
人たちを
乗せた
乗用車や
バスが
数百メートルの
列を
作っていました。
若い男性の姿も多く、ロイター通信の取材に応じた26歳のロシア人男性は「プーチン大統領の発表の直後に荷物をまとめて出国することを決めた。EU加盟国などへの短期訪問ビザを持っているので、フィンランド経由でトルコに飛行機で向かう便を予約した」と話していました。
ロイター通信によりますと、この週末にフィンランドに陸路で入国したロシア人は1万7000人近くに上り、前の週末に比べておよそ80%増えました。
こうした状況について、フィンランド政府は「フィンランドの国際的な立場に深刻な悪影響を及ぼしている」として、ロシア人の観光目的などの入国を近く、大幅に制限する方針です。
護衛艦の投稿動画 “実際に撮影の可能性が高い” 防衛省
海上自衛隊の基地で護衛艦をドローンで撮影したとする映像がSNSに投稿された問題で、防衛省は9日、実際に撮影されたものである可能性が高いとする分析結果を公表しました。自衛隊の基地などではドローンを許可なく飛行させることが法律で禁止されていて、防衛省は、日本の防衛に重大な支障を生じかねないとして警備に万全を期すとしています。
Source: NHK
May 9, 2024 20:05