ロシアがウクライナ4州の併合を一方的に宣言したことに対して、北大西洋条約機構(NATO)に加盟する中東欧9カ国の首脳が2日に共同声明を出し、NATOからの軍事支援を強化するよう求めました。
声明は、首脳らがウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪れて、実際にロシアの侵略を目の当たりにしたと主張。ウクライナの主権と領土の一体性を支持すると改めて表明し、ロシアによる併合の試みは将来にかけて認めないと強調しました。
共同声明にはチェコ、エストニア、ラトビア、リトアニア、北マケドニア、モンテネグロ、ポーランド、スロバキア、ルーマニアの首脳が参加しました。
首脳らはこの中で、NATOが2008年の首脳会議でウクライナをいずれメンバーに加えるとした「ブカレスト宣言」を固く支持するとの立場を示しました。