アメリカのトランプ政権は、中国共産党の党員とその家族がアメリカに入国するためのビザの有効期限を、これまでの最長10年から1か月に大幅に短縮することにしました。
複数のアメリカメディアによりますと、対象となるのは中国共産党の党員とその家族に発給される商用ビザと観光ビザで、アメリカに滞在できる有効期限は、これまでの最長10年から1か月間に大幅に短縮されます。また、入国できる回数も1回に制限されます。
国務省は今回の措置について、中国共産党の「悪意ある影響」からアメリカを守るためだと説明しているということです。
トランプ政権は、今年9月に中国からの留学生や研究者ら1000人以上のビザを取り消したと明らかにしていますが、政権交代を控える来年1月を前に中国への強硬姿勢を一段と強めています。