アメリカの人気ラッパー、カニエ・ウェスト氏がウェブ番組でナチス・ドイツの「ヒトラーが好きだ」などと発言し、物議を醸しています。
複数のアメリカメディアによりますと、去年「イェ」に改名したカニエ・ウェスト氏は1日に出演したウェブ番組のなかで「ナチスを愛している」「ヒトラーは好きだ」などと繰り返し発言したということです。
共和党ユダヤ連合は声明で、この番組自体を「危険で偏屈なユダヤ憎悪の巣窟」と表現し、強く非難しました。
ウェスト氏はまた、反ユダヤ主義を連想させる画像をツイッターに投稿したとして、アカウントが2日時点で凍結されるなど影響が広がっています。
バイデン大統領は2日、自身のツイッターで「ヒトラーは悪魔のような人だった」と述べたうえで、「沈黙は共犯だ」として反ユダヤ主義を見過ごさず声を上げるよう呼び掛けています。