韓国のチョン・ギョンドゥ(
鄭景斗)
国防相はソウルで
開かれた
国際会議で、「
隣国との
安保対立を
助長して、
自国の
利益を
追求しようという
憂慮すべき
動きまで
出ている」と
述べ、
名指しはしなかったものの、
日本も
念頭に
置いた
発言の
可能性があり
そうです。
この会議は「ソウル
安保対話」と
呼ばれ、
毎年、
韓国国防省が
開いていて、ことしは
日本を
含む50
以上の
国から
防衛当局者や
専門家が
参加し、
アジア太平洋地域の
安全保障情勢などについて
意見を
交わしています。
5日行われた開会式では、チョン・ギョンドゥ国防相が演説し、「政治や外交などさまざまな要因で、世界の安全保障環境や国際秩序に大きな変化が起きていると実感している」と述べました。
そのうえで、領土をめぐる争いや他国に脅威を与える行為が見られると指摘し、「特に最近、朝鮮半島周辺では隣国との安保対立を助長して、自国の利益を追求しようという憂慮すべき動きまで出ている」と述べました。名指しはしなかったものの、日本も念頭に置いた発言の可能性がありそうです。
また軍事情報包括保護協定=「GSOMIA」をめぐる意見の隔たりなどから、ことしはアメリカが参加を見送るのではないかという見方も出ていましたが、韓国に駐留するアメリカ軍のエイブラムス司令官が出席しました。