石川県輪島市は、1月の能登半島地震で大きな被害を受けました。今もたくさんのお墓が倒れたままになっています。安全のために、ブルーシートがかけてあるお墓もあります。
お盆になって、輪島市のお墓には、たくさんの人が家族と一緒に来ていました。花を飾って、亡くなった人のために静かに祈っていました。
お年寄りの女性は、9年前に亡くなった夫のお墓に来ました。夫のお墓は地震で倒れました。女性は、早く直したいと思っていますが、ほかにも同じような人がたくさんいて、すぐ直してもらうことができません。
女性は「地震のあとの生活が大変で、お墓のことを考えることができませんでした。11月には直すことができるので安心しています」と話していました。