ドジャース 大谷おおや翔しょう平たいら 今季こんき44号ごうの先頭せんとう打者だしゃホームラン

ナショナルリーグ西部せいぶ地区ちくで首位しゅいのドジャースは、相手あいての本拠地ほんきょちアリゾナ州しゅうフェニックスで地区ちく2位いのダイヤモンドバックスとの4連戦れんせんの第だい2戦せんに臨のぞみました。

大谷おおや選手せんしゅは1番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうし、プレーボール直後ちょくごの1回かい、第だい1打席だせきで甘あまく入はいった8球きゅう目めのカーブを捉とらえてセンター後方こうほうへ運はこび、44号ごう先頭せんとう打者だしゃホームランを打うちました。

打球だきゅう速度そくどは175.2キロ、飛ひ距離きょり128メートルの当あたりでホームランは2試合しあい連続れんぞく、8月つきは12本ほん目めとなって昨さくシーズン、アメリカンリーグでホームラン王おうを獲得かくとくしたときの44本ほんに並ならびました。

また、今こんシーズンのナショナルリーグホームランランキングでは2位いにつけているブレーブスのオズーナ選手せんしゅとの差さを7本ほんに広ひろげました。

大谷おおや選手せんしゅが先制せんせい点てんをあげたあと2番ばん・ベッツ選手せんしゅと3番ばん・フリーマン選手せんしゅもソロホームランで続つづき、ドジャースは3者しゃ連続れんぞくホームランで立ち上たちあがりに3点てんをリードしました。

しかしそのウラ、ダイヤモンドバックスは昨さくシーズンの新人しんじん王おうで1番ばんのキャロル選手せんしゅがセンターオーバーのランニングホームランで1点てんを返かえすと、大リーグだいり-ぐトップの得点とくてん力りょくを誇ほこる打線だせんが奮起ふんきしこの回かい、4点てんを奪い返うばいかえして逆転ぎゃくてんしました。

ドジャースは3対たい4の2回かい、ノーアウト満塁まんるいのチャンスを作つくったあと大谷おおや選手せんしゅが第だい2打席だせきに立たち、センターへ犠牲ぎせいフライをあげて同点どうてんに追おいついたあと後続こうぞくのバッターのタイムリーヒットにもつながり5対たい4と逆転ぎゃくてんしました。

大谷おおや選手せんしゅは4回かいの第だい3打席だせきはファーストゴロ、6回かいの第だい4打席だせきはセカンドゴロでした。

6対たい6で迎むかえた8回かいはノーアウト一塁いちるいの場面ばめんで第だい5打席だせきに入はいり、リリーフの左ひだりピッチャーに対にたいして低ひくめのボールを見逃みのがして三振さんしんし勝ち越かちこし点てんにはつなげませんでした。

ドジャースは9回かい、9番ばん・エドマン選手せんしゅの2点てんタイムリーヒットで8対たい6と勝ち越かちこし、大谷おおや選手せんしゅに第だい6打席だせきが回まわりました。

大谷おおや選手せんしゅは2アウト二塁にるいとなった場面ばめんで甘あまく入はいった変化球へんかきゅうを引っ張ひっぱり鋭するどい当あたりを見みせましたがライトライナーに倒たおれました。

大谷おおや選手せんしゅは5打数だすう1安打あんだ2打点だてん、犠牲ぎせいフライが1つで打率だりつが2割わり9分ふん3厘りんとなりました。

今こんシーズンの通算つうさん打点だてんは「98」まで伸のばしてオズーナ選手せんしゅと並ならんでリーグトップとなりました。

試合しあいはそのままドジャースが8対たい6で勝かって連勝れんしょうを「4」に伸のばし、ダイヤモンドバックスとのゲーム差さは「6」に広ひろがりました。

先頭せんとう打者だしゃからの3者しゃ連続れんぞくホームランは球団きゅうだん史上しじょう初はつ

ドジャースは1回かい、1番ばんの大谷おおや選手せんしゅが甘あまく入はいったカーブを捉とらえてセンター後方こうほうに先頭せんとう打者だしゃホームランを打うつと、2番ばんのベッツ選手せんしゅ、さらに3番ばんのフリーマン選手せんしゅも続つづき、プレーボールから3者しゃ連続れんぞくホームランとしました。

球団きゅうだんによりますと、ドジャースでの3者しゃ連続れんぞくホームランはおととし4月つき13日にちのツインズ戦せんで現在げんざいはカブスに所属しょぞくしているベリンジャー選手せんしゅとラックス選手せんしゅ、バーンズ選手せんしゅが記録きろくして以来いらい2年ねんぶりだということです。

また、アメリカのデータ分析ぶんせき会社かいしゃによりますと先頭せんとう打者だしゃからの3者しゃ連続れんぞくホームランは球団きゅうだん史上しじょう初はじめてだということです。

大谷おおや選手せんしゅ、ベッツ選手せんしゅ、フリーマン選手せんしゅの3人にんはいずれもシーズンMVP＝最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅの受賞じゅしょう経験けいけんがあり、開幕かいまく当初とうしょから「MVPトリオ」として大リーグだいり-ぐ屈指くっしの上位じょうい打線だせんと言いわれていました。

6月つきにベッツ選手せんしゅが左ひだり手首てくびの骨折こっせつで離脱りだつして以降いこうは、3人にんがそろわない期間きかんが続つづいていましたが、今月こんげつ中旬ちゅうじゅんにベッツ選手せんしゅが復帰ふっきしたほか、フリーマン選手せんしゅは右手みぎて中指なかゆびの骨折こっせつを抱かかえながらも前日ぜんじつに4試合しあいぶりに先発せんぱつ出場しゅつじょうしていて、この試合しあいで持ち味もちあじの長打ちょうだ力りょくを改あらためて示しめしました。

キャッチャーを座すわらせて投球とうきゅう練習れんしゅう 去年きょねん9月つきの手術しゅじゅつ後ご初はじめて

大リーグだいり-ぐ、ドジャースの大谷おおや翔しょう平ひら選手せんしゅは31日にち、去年きょねん、9月つきに右みぎひじの手術しゅじゅつを受うけてから初はじめてブルペンでキャッチャーを座すわらせて投球とうきゅう練習れんしゅうを行おこないました。

10球きゅうを投なげてストレートの最速さいそくは148キロをマークし、来らいシーズンのピッチャー復帰ふっきに向むけて順調じゅんちょうな回復かいふくぶりを示しめしました。

大谷おおや選手せんしゅは去年きょねん9月つきに自身じしん2回かい目めとなる右みぎひじのじん帯じんたいを修復しゅうふくする手術しゅじゅつを受うけ、今こんシーズンは指名しめい打者だしゃとして試合しあいに出場しゅつじょうしながらピッチャーとしてのリハビリを続つづけています。

31日にちはアリゾナ州しゅうフェニックスでのダイヤモンドバックス戦せんの前まえに3日にちぶりにブルペンでの投球とうきゅう練習れんしゅうを行おこないました。

ブルペンでの練習れんしゅうは今回こんかいが3回かい目めで、これまでの2回かいはキャッチャーは立たった状態じょうたいでしたが、この日ひは初はじめてキャッチャーを座すわらせてセットポジションからストレートを10球きゅう投なげました。

大谷おおや選手せんしゅは時折ときおり、タブレットの画面がめんを確認かくにんしながらトレーナーと笑顔えがおで会話かいわする様子ようすもあり、球団きゅうだんによりますと最速さいそくは148キロを計測けいそくしたということです。

相手あいての本拠地ほんきょちにもかかわらずブルペンのまわりには両りょうチームのファンが大勢たいせい集あつまって大谷おおや選手せんしゅの練習れんしゅうを見みつめ、練習れんしゅうが終おわるとファンからは大おおきな歓声かんせいが送おくられていました。

大谷おおや選手せんしゅは今後こんご、シーズン中ちゅうにバッターと対戦たいせんする実戦じっせん形式けいしきの投球とうきゅう練習れんしゅうも行おこなう見通みとおしで、来らいシーズンの開幕かいまくを目指めざすピッチャー復帰ふっきに向むけて順調じゅんちょうに歩あゆみを進すすめています。