観測した研究者は、大きさが数メートルの隕石が落下したのではないかとみて、分析しています。
京都大学の有松亘特定助教は、京都市にある京都大学の附属天文台で木星を観測していたところ、15日の午後10時半ごろに、木星の赤道から少し離れた位置で、およそ3秒間、光の点が強く輝く珍しい現象を観測しました。
初期の解析の結果、直径が数メートル程度の隕石が落下し、強く光を発したのではないかとみて、さらに詳しく分析しています。
有松さんによりますと、木星表面での発光現象は、世界でこれまでに8件しか確認されていないということです。
有松さんは、天体どうしの衝突現象を調べるために木星の観測を先月から開始したばかりだったということです。
京都大学の有松特定助教は「なかなか観測できないと思っていたので驚きました。木星では瞬間的に太陽と同じくらいの明るさで輝いたと推定されます。今後も衝突の頻度についてデータを集めることで、太陽系が形成されるシナリオの解明につなげていきたい」と話していました
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