ウクライナの
隣国ポーランドで、
アメリカとウクライナの
外務・
防衛担当の
閣僚協議が
行われました。ロシアによる
軍事侵攻が
始まって
以降、
両国の
主要2
閣僚が
直接協議したのは
初めてで、
アメリカのウクライナへのさらなる
軍事支援の
在り方などについて
意見を
交わしました。
アメリカのブリンケン国務長官とオースティン国防長官、それにウクライナのクレバ外相とレズニコフ国防相による閣僚協議は26日、日本時間の26日夜、ウクライナの隣国ポーランドで行われました。協議は予告なく行われ、アメリカのバイデン大統領も協議の一部に参加しました。
ホワイトハウスなどによりますとバイデン大統領は、今週行われたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に触れ、アメリカが、ウクライナを支援するため、世界をどのように結束させようとしているのか説明したということです。
また、双方は、アメリカのウクライナに対するさらなる軍事支援の在り方について意見を交わしたとしています。
ただ、ウクライナのゼレンスキー大統領は、NATO首脳会議で戦闘機や戦車といった、より攻撃力が高い兵器の供与を改めて要請したのに対し、アメリカ側は、ロシアとの直接の軍事衝突につながらないことが重要だとして戦闘機などの供与には慎重な姿勢を崩していません。
アメリカ側はさらなる軍事支援について、どのような意見を交わしたのか明らかにしていません。