カブスは開幕から連勝スタートで「チームが勝っているので野球の試合自体はすごく楽しい」と話し、8回にカブスのピッチャーがデッドボールを与えて両チームの選手がグラウンドに集まり一時騒然とした場面については「テレビでよく見ていたなと。何をしていいかわからなかったので、とりあえず行った」と振り返っていました。
プロ野球の広島から大リーグのカブスに移籍し初めてのシーズンに挑んでいる鈴木選手は、9日、本拠地シカゴで行われたブルワーズ戦に臨み、開幕から2試合連続で6番・ライトで先発出場しました。
鈴木選手は1回、2点を先制した直後、1アウト一塁三塁と続く場面で第1打席を迎え、ライトに犠牲フライを打って大リーグで初めての打点をあげました。
3回の第2打席は、再び1アウト一塁三塁と得点のチャンスを迎え、インコースの力強いボールにつまりながらもしぶとくセンター前に運び、大リーグで初めてのタイムリーヒットを打って追加点をあげました。
さらに、5点リードの4回には、2アウト満塁と絶好の場面で第3打席に入り、押し出しのフォアボールを選んで3打席連続で打点をマークしました。
6回の第4打席と8回の第5打席はいずれも見逃しの三振で、鈴木選手は2試合連続のフル出場で3打数1安打3打点でした。
カブスは、9対0で勝ち開幕2連勝となりました。
また、この試合では序盤からブルワーズのピッチャー陣のコントロールが定まらず、フォアボールとデッドボールが多い展開となりました。
7回には、カブスの4番バッター、ハップ選手が左ひざにデッドボールを受けて倒れ込んだまま立ち上がれず、急きょベンチに下がりました。
さらに8回には、今度はカブスのピッチャーがブルワーズの主軸バッターに厳しいインコース攻めからデッドボールを当てるとその直後、両チームの選手がグラウンドに集まって一時騒然となり、ライトを守っていた鈴木選手が駆け寄る場面もありました。