G7外相がいしょう会合かいごう 林はやし外相がいしょう「中国ちゅうごくは大国たいこくの責任せきにんを 協力きょうりょくする用意よういも」

ドイツで開ひらかれているG7＝主要しゅよう7か国かこくの外相がいしょう会合かいごうは、日本にっぽん時間じかんの4日にち朝あさ早はやく、中国ちゅうごくとインド太平洋たいへいよう地域ちいきをテーマに意見いけんを交かわし、林はやし外務がいむ大臣だいじんが3期き目めの習近平ちから指導しどう部ぶがスタートした中国ちゅうごくの状況じょうきょうや北朝鮮きたちょうせんの最近さいきんの動向どうこうなどを説明せつめいしました。

このうち中国ちゅうごくについて、林はやし大臣だいじんは「主張しゅちょうすべきことを主張しゅちょうし、大国たいこくとしての責任せきにんを果はたすよう求もとめていくと同時どうじに、協力きょうりょくできる分野ぶんやでは、われわれの立場たちばに基もとづき協力きょうりょくする用意よういがあることをしっかり伝つたえる必要ひつようもある」と述のべました。

これに対にたいし出席しゅっせき者しゃから、ルールに基もとづく国際こくさい秩序ちつじょのもとでこそ効果こうか的てきな協力きょうりょくが可能かのうだという指摘してきが出だされ、G7外相がいしょうとして、自由じゆうで開ひらかれたインド太平洋たいへいようの重要じゅうよう性せいを確認かくにんするとともに、力ちからを背景はいけいとした一方いっぽう的てきな現状げんじょう変更へんこうの試こころみに反対はんたいしていくことで一致いっちしました。

また、台湾たいわん海峡かいきょうの平和へいわと安定あんていの重要じゅうよう性せいを確認かくにんし、平和へいわ的てき解決かいけつを求もとめていく方針ほうしんで一致いっちしました。

一方いっぽう、北朝鮮きたちょうせんについて林はやし大臣だいじんは、ICBM＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイル級きゅうの可能かのう性せいがあるものも含ふくめ、例れいを見みない頻度ひんどでミサイルを発射はっしゃするなど、深刻しんこくな挑発ちょうはつを行おこなっていると指摘してきし、こうした暴挙ぼうきょは到底とうてい看過かんかできないと主張しゅちょうしました。

そして外相がいしょうらは、北朝鮮きたちょうせんによるたび重かさなる弾道だんどうミサイルの発射はっしゃを強つよく非難ひなんしました。