日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの在り方ありかた 自民党じみんとう作業さぎょうチーム“年内ねんないめどに方針ほうしん”

会合かいごうの冒頭ぼうとう、下村しもむら政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは「国民こくみんの立場たちばから見みて、会議かいぎのあるべき形かたちを客観きゃっかん的てきに未来みらい志向しこうで議論ぎろんすることが重要じゅうようだ。年内ねんないをめどに方針ほうしんをまとめ、政府せいふに提出ていしゅつしたい」と述のべました。

また、作業さぎょうチームの座長ざちょうに就任しゅうにんした塩谷しおや・元もと文部もんぶ科学かがく大臣だいじんは「日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎは、行政ぎょうせいや国民こくみん生活せいかつに科学かがくを反映はんえいさせるなどの目的もくてきで設置せっちされているが、残念ざんねんながら役割やくわりが機能きのうしているか疑問ぎもんがある。『政策せいさくのための科学かがく』という考え方かんがえかたに基もとづき、精力せいりょく的てきに議論ぎろんしたい」と述のべました。

このあと「会議かいぎ」のあり方ありかたなどについて議論ぎろんが行おこなわれ、出席しゅっせき者しゃからは「『会議かいぎ』の提言ていげんや答申とうしんを政策せいさくに生いかした例れいがどれだけあるのかなど、役割やくわりが果はたされているのか検証けんしょうすべきだ」という意見いけんや、「会員かいいんが特別とくべつ職しょくの国家こっか公務員こうむいんという立場たちばでいいのか、欧米おうべい各国かっこくの組織そしきの例れいなども踏ふまえ、あり方ありかたを検討けんとうすべきだ」といった指摘してきが出だされました。

そして、作業さぎょうチームでは「会議かいぎ」の会員かいいんからヒアリングを行おこなうなどして、政府せいふからの独立どくりつ性せいや、会員かいいん数すうの規模きぼをはじめ、大学だいがくでの研究けんきゅうを安全あんぜん保障ほしょう政策せいさくに生いかすための方策ほうさくなどについて議論ぎろんを進すすめ、年内ねんないをめどに方針ほうしんをまとめることを確認かくにんしました。

会合かいごうのあと、塩谷しおや氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「会議かいぎのあり方ありかたをまず考かんがえ、その中なかで会員かいいんの選出せんしゅつ方法ほうほうがどうあるべきかも考かんがえていきたい」と述のべました。