埼玉県新座市にある
東京電力の
地下施設で
起きた
火災で、
焼けた
部分の
中には
送電線のケーブルどうしをつなぐ
接続部が
含まれていることが、
警察などの
検証でわかりました。
警察などは、こうした
接続部も
含めて、
17日も
検証を
行い、
出火原因などを
調べることにしています。
今月12日、
埼玉県新座市にある
東京電力の
送電線のケーブルを
通す
地下施設で
火災が
起き、
東京都内の
11の
区で
合わせて
58万戸余りが
一時、
停電しました。
警察と
消防は
16日、
3日ぶりに
検証を
再開しました。
これまでの調べで、炎や大量の煙が吹き出した通気口の真下付近にあるケーブル周辺が激しく焼けていて火元とみられていますが、その後の調べで、焼けた部分の中には送電線のケーブルとケーブルをつなぐ接続部も含まれていることがわかりました。
東京電力によりますと、ケーブルの接続部は、気温の変化による伸び縮みに対応できるよう、たるみを持たせて設置されていますが、何らかの原因で隙間ができると、漏電などのトラブルを引き起こすということです。
このため、防火用のカバーの設置が進められてきましたが、今回の現場付近にあった6か所の接続部のうち5か所には、カバーが取り付けられていなかったということです。
警察などは、こうした接続部も含めて、17日も検証を行い、出火原因や被害が広がった経緯を調べることにしています。