安倍あべ首相しゅしょう 所感しょかん発表はっぴょう 不戦ふせんの誓ちかいと和解わかいの意義いぎ強調きょうちょう

そして安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、オバマ大統領だいとうりょうとともに真珠湾しんじゅわんを一望いちぼうできるキロふ頭ふとうで、太平洋たいへいよう戦争せんそうをアメリカ軍ぐんの一員いちいんとして戦たたかった日系にっけい人じんなどを前まえに所感しょかんを発表はっぴょうしました。

この中なかで、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、真珠湾しんじゅわん攻撃こうげきを振り返ふりかえったうえで、「私わたしは日本にっぽん国こく総理そうり大臣だいじんとして、この地ちで命いのちを落おとした人々ひとびとのみ霊れいに、ここから始はじまった戦たたかいが奪うばった、すべての勇者ゆうしゃたちの命いのちに、戦争せんそうの犠牲ぎせいとなった数かず知しれぬ無辜むこ（むこ）の民みんの魂たましいに、永劫えいごうの哀悼あいとうの誠まことを捧ささげます」と述のべました。

そのうえで、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、「戦争せんそうの惨禍さんかは二度にどと繰り返くりかえしてはならない。私わたしたちは、そう誓ちかい、ひたすら不戦ふせんの誓ちかいを貫つらぬいてまいりました。この不動ふどうの方針ほうしんをこれからも貫つらぬいてまいります。この場ばで、戦艦せんかんアリゾナに眠ねむる兵士へいしたちに、アメリカ国民こくみんの皆様みなさまに、世界せかいの人々ひとびとに、固かたいその決意けついを、日本にっぽん国こく総理そうり大臣だいじんとして表明ひょうめいいたします」と述のべました。

また、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、「あの『パールハーバー』から７なな５ご年ねん。歴史れきしに残のこる激はげしい戦争せんそうを戦たたかった日本にっぽんと米国べいこくは、歴史れきしにまれな深ふかく、強つよく結むすばれた同盟どうめい国こくとなりました。それは、いままでにもまして世界せかいを覆おおう幾多いくたの困難こんなんに、ともに立ち向たちむかう同盟どうめいです。明日あしたを拓ひらく『希望きぼうの同盟どうめい』です。私わたしたちを結むすびつけたものは、寛容かんようの心こころがもたらした『和解わかいの力ちから』です」と述のべました。

そして、安倍あべ総理そうり大臣だいじんは、「戦争せんそうの惨禍さんかはいまだに世界せかいから消きえない。寛容かんようの心こころ、和解わかいの力ちからを世界せかいはいまこそ必要ひつようとしています。憎悪ぞうおを消けし去さり、共通きょうつうの価値かちのもと、友情ゆうじょうと信頼しんらいを育そだてた日にち米べいは、いまこそ寛容かんようの大切たいせつさと和解わかいの力ちからを世界せかいに向むかって訴うったえ続つづけていく任務にんむを帯おびています。そのための努力どりょくを、私わたしたちはこれからも、惜おしみなく続つづけていく。オバマ大統領だいとうりょうとともに、ここに固かたく、誓ちかいます」と述のべ、世界せかいの平和へいわと安定あんていにアメリカと協力きょうりょくして取り組とりくんでいく考かんがえを示しめしました。