韓国政府は、
憲法裁判所の
決定によって
パク・クネ(
朴槿恵)
前大統領が
罷免されたことを
受けて、ことし
12月から
前倒しされる
大統領選挙の
投票日を、
5月9日とすることを
発表し、
各政党の
公認候補選びが
今後本格化する
見通しです。
韓国の
憲法裁判所が
今月10日に、パク・クネ
前大統領を
罷免する
決定を
言い渡し、ことし
12月に
予定されていた
大統領選挙は
前倒しされて、
罷免から
60日以内に
行われることになりました。
これを受けて韓国政府は15日、第19代の大統領選挙の投票日を5月9日とすることを発表しました。
大統領選挙をめぐる最新の世論調査によりますと、革新系の最大野党「共に民主党」のムン・ジェイン(文在寅)前代表が32%でトップに立っていて、同じ党に所属するチュンチョン(忠清)南道のアン・ヒジョン(安熙正)知事が17%で2位につけています。
一方、保守系では、大統領の職務を代行しているファン・ギョアン(黄教安)首相が、立候補を表明していない中で、9%と3位にとどまっていましたが、ファン首相は15日の臨時閣議で、「国政の安定と公正な選挙のためだ」として、みずからは立候補しない意向を明らかにしました。
各政党はすでに選挙態勢に入っていて、大統領選挙の投票日が発表されたことで、公認候補選びが今後本格化する見通しです。