北朝鮮の
メディアは、
中国で16
日から5
年に1
度の
共産党大会が
始まる中、
北朝鮮にさらなる
協力を
呼びかけた
習近平国家主席からの
書簡を1
面で
伝え、
後ろ盾である
中国との
連携強化をアピールしました。
16日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が、今月1日に中国の建国記念日に送った祝電への答電として、習近平国家主席から書簡が寄せられたと、1面で伝えました。
この中で習主席は、ウクライナ情勢やアメリカと対立する台湾情勢などを念頭に「国際および地域情勢ではいま、深刻で複雑な変化が起こっている」と指摘したうえで「両国の間の戦略的意思疎通を増やし、団結と協力すべき重要性は一層高まっている」として、両国関係のさらなる強化を呼びかけました。
また1面では、朝鮮労働党が16日から党大会を開く中国共産党に祝電を送ったとも伝え「双方の指導者が心血を注ぐ、われわれの同志としての絆を一層強くしていく」と強調しています。
中国は、北朝鮮の弾道ミサイル発射をめぐり、軍事演習を行うアメリカなどを非難する一方で北朝鮮を擁護し続けていて、北朝鮮としては、後ろ盾である中国との連携強化をアピールする思惑があるとみられます。