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日午前、
新潟県南魚沼市の
診療所で
倉庫にクマが
入り込んでいるのが
見つかりました。クマは
全く動かない
状態で、
専門家は
冬眠の
場所に
選んだのではないかとみています。8
日午前8時45
分ごろ
南魚沼市二日町の
二日町診療所に
立ち寄った
業者から「
診療所にクマがいる」という
通報が
警察に
入りました。
警察官がかけつけたところ、倉庫として使われている1階部分でクマが横になっているのが見つかりました。
警察によりますとクマは目に光を当てると反応はしますが全く動かず、眠っているとみられるということです。
この診療所には通所のリハビリ施設も併設されていて、当時は利用者などおよそ40人がいましたが、診療所は8日の診察を中止し、利用者には帰ってもらったということです。
けが人は出ていないということです。
警察は地元の猟友会とともに周辺で動きを警戒しています。
専門家「適当な冬眠場所見つからず緊急措置的な状況か」
クマの生態に詳しい新潟大学農学部の箕口秀夫教授は「今はクマの冬眠の時期に当たり、岩穴や木のうろなど、適当な場所が見つからずに診療所を選んだのだと思う。ことしは餌が不足し、里山に降りてくるクマが多く、冬眠の直前まで市街地近くで餌を探していたのではないか。クマにとっては緊急措置的な状況と思う」と話していました。