いわゆる「
就職氷河期世代」を
対象に
厚生労働省が
正規職員の
中途採用を
募集したところ、10
人の
枠に2000
人近い応募が
寄せられました。「
就職氷河期世代」は、バブル
崩壊後の
就職が
特に厳しかった
時期に
社会に
出た
人たちで、
政府は、
この世代の
正規雇用を
増やす取り組みを
進めています。
この一環で厚生労働省が先月末に10人の中途採用を募集したところ、応募の締め切りの今月10日までに1934人の応募が寄せられたということです。
競争倍率はおよそ190倍に上る計算で、採用されれば、ことし5月から厚生労働省の本省で正規の職員として、政策の企画や立案に関する業務に携わることになります。
就職氷河期世代をめぐっては、各地の自治体でも正規職員として採用する動きが広がっていますが、非正規での就労を余儀なくされている人は50万人に上ると言われています。
厚生労働省は「意欲や能力を生かして活躍してもらえるよう、採用選考を進めるとともに、民間企業への就労支援にも力を入れていきたい」としています。