大谷選手は韓国での開幕シリーズを終えたあとチームとともにロサンゼルスに戻り、23日の練習は異例の非公開で行われました。
24日はドジャースタジアムで古巣のエンジェルスとのオープン戦を前に午後0時50分ごろに臨時で通訳業務を務めているウィル・アイアトン氏とともにクラブハウスに姿を見せました。
クラブハウスでアメリカのメディアが大谷選手に呼びかけると、大谷選手は英語でひと言「トゥモロー」と話し、25日(日本時間の26日)に報道陣の取材に応じる意向を示しました。
21日に水原氏の解雇を球団が認めて以降、一連の問題について大谷選手が発言するのは初めてになります。
ドジャースのロバーツ監督は24日の試合前に報道陣の取材に応じ「正しいことだと思う。彼が自分の知っていることや考えを話してくれることはうれしい。もう少しものごとがクリアになると思う」と話しました。その上で「球場に来たらみんなただ自分の仕事をする。選手は切り替えができる人ばかりだから、試合への準備は何も変わらないと思う」と話し、試合に集中すると強調しました。
大谷選手は24日のオープン戦には2番・指名打者で先発出場し、ドジャースに移籍後、初めて本拠地でプレーします。
25日もドジャースタジアムでエンジェルスとのオープン戦が予定されていて、大谷選手の対応が注目されます。
ヌートバー「なにが本当のことなのか」
去年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの日本代表で親交を深めたカーディナルスのラーズ・ヌートバー選手がNHKの取材に応じ、複雑な心境を語りました。
ヌートバー選手は「情報が少なく、なにを考えたらいいかわからなかった。そして今でも、なにが本当のことなのか、なにが起きているのかわからず、どう考えていいかわからない」と淡々と話しました。
そして「2人にとっていい方向に進むように祈っている」と話していました。
ヌートバー選手は今月、オープン戦で外野の守備の際にろっ骨を骨折したためけが人リストに入っていて、28日からのドジャースとの4連戦には出場しません。