일본어 뉴스: 伊方原発3号機運転認める去年の仮処分判断取り消す広島高裁

伊方いかた原発げんぱつ3号機ごうき運転うんてん認みとめる去年きょねんの仮かり処分しょぶん判断はんだん取り消とりけす広島ひろしま高裁こうさい

Mar 18, 2021 15:03

Furigana

愛媛えひめ県けんにある四国しこく電力でんりょく伊方いかた原子力げんしりょく発電はつでん所しょ3号機ごうきについて、広島ひろしま高等こうとう裁判所さいばんしょは「原発げんぱつの安全あんぜん性せいに影響えいきょうを及およぼす大だい規模きぼ自然しぜん災害さいがいが発生はっせいする可能かのう性せいが高たかいとはいえない」として、去年きょねん1月つきの仮かり処分しょぶんの判断はんだんを取り消とりけし、運転うんてんを認みとめる決定けっていを出だしました。愛媛えひめ県けんにある伊方いかた原発げんぱつ3号機ごうきについて、広島ひろしま高等こうとう裁判所さいばんしょは去年きょねん1月つき、山口やまぐち県けん南東なんとう部ぶにある島しまの住民じゅうみん3人にんの申し立もうしたてを受うけ、地震じしんや火山かざんの噴火ふんかによる具体ぐたい的てきな危険きけんがあるとして、運転うんてんを認みとめない仮かり処分しょぶんの決定けっていを出だしました。

四国しこく電力でんりょくが異議いぎを申し立もうしたてたのを受うけて、広島ひろしま高裁こうさいの別べつの裁判さいばん長ちょうのもとで四国しこく電力でんりょくと住民じゅうみんの双方そうほうから意見いけんを聞きく手続てつづきが行おこなわれ、原発げんぱつの敷地しきちの近ちかくに活かつ断層だんそうがあるかどうかや、およそ130キロ離はなれた熊本くまもと県けんの阿蘇山あそさんで巨大きょだい噴火ふんかが起おきた場合ばあいの影響えいきょうなどが争あらそわれました。

これについて、広島ひろしま高裁こうさいの横溝よこみぞ邦彦くにひこ裁判さいばん長ちょうは「原発げんぱつの近ちかくに活かつ断層だんそうはないとした四国しこく電力でんりょくの評価ひょうかに不合理ふごうりな点てんはなく、阿蘇あそ山さんの噴火ふんかの可能かのう性せいが具体ぐたい的てきに高たかいとは言いえない。原発げんぱつの運転うんてん期間きかん中ちゅうに安全あんぜん性せいに影響えいきょうを及およぼす大だい規模きぼ自然しぜん災害さいがいが発生はっせいする可能かのう性せいが高たかいとは認みとめられない」と指摘してきして去年きょねんの仮かり処分しょぶんの判断はんだんを取り消とりけし、運転うんてんを認みとめる決定けっていを出だしました。

伊方いかた原発げんぱつ3号機ごうきをめぐって四国しこく電力でんりょくは、再さい稼働かどうに向むけて設置せっちが義務ぎむづけられたテロ対策たいさくなどの施設しせつが完成かんせいすることし10月つきまでは運転うんてん停止ていしが続つづくという見通みとおしを示しめしていて、今後こんご、再さい稼働かどうするまでには半年はんとし以上いじょうかかるとみられます。