テネシー州ナッシュビルのリゾートホテルで開かれているウインターミーティングは開催2日目となる5日、ドジャースやジャイアンツ、ブルージェイズなどアメリカのメディアが大谷選手と交渉を続けている最終候補=「ファイナリスト」として挙げている各球団の監督が会見しました。
このうち、ドジャースのロバーツ監督は数日前にロサンゼルスのドジャースタジアムで大谷選手と面談して交渉したことを明かし、「面談は2、3時間だったがうまくいったと思う。明らかに翔平の獲得はわれわれの最優先事項で、彼と一緒の時間を過ごせて本当にうれしかった」と話し、獲得に期待を寄せました。
大谷選手が先月(11月)、エンジェルスからFA=フリーエージェントになって以降、公式の場で大谷選手との交渉を認めたのは今回のドジャースが初めてです。
ロバーツ監督は大谷選手がいつ決断を下すかは分からないとした上で「近いうちに決まることを願っている」と話し、早期の決着を願っていました。
また、アメリカのメディアは大谷選手が4日、フロリダ州にあるブルージェイズのキャンプ地を訪れたと伝えているほか、ジャイアンツの本拠地のサンフランシスコも先週末に訪れたのではないかと伝えました。
その一方、カブスは「ファイナリスト」から後退したと伝えるなど、移籍交渉の山場となっているウインターミーティングの会場では連日さまざまな情報が飛び交っていますが、これまでたびたび移籍先の本命候補として挙げられてきたドジャースが、大谷選手と面談した事実をいち早く公表したことで、秘密のベールに包まれていた交渉の一部がようやく明らかになりました。