岸田総理大臣は6
日夜、イスラエルのネタニヤフ
首相と
電話で
会談し、ガザ
地区の
情勢をめぐり、
国際法を
順守すべきだとする
日本の
立場とともに、
民間人の
被害の
最小化や
事態の
沈静化などの
重要性を
伝えました。
両首脳の電話会談は、ことし10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まって以降初めてで、6日夜7時半すぎからおよそ20分間行われました。
この中で岸田総理大臣は、ガザ地区の情勢をめぐり、ハマスなどのテロ行為を断固、非難する考えを示したうえで、国際人道法を含めた国際法を順守するべきだとする日本の立場とともに、民間人の被害の最小化や事態の沈静化などの重要性を伝えました。
また、イスラエルと自立可能なパレスチナ国家が共存する「2国家解決」を支持する方針も示しました。
一方、両首脳は、紅海を航行中の船がイエメンの反政府勢力、フーシ派に相次いで攻撃されたことについても意見を交わし、ネタニヤフ首相が攻撃への懸念を表明したのに対し、岸田総理大臣は自由で安全な航行を阻害する行為を強く非難しました。
そして両首脳は、ガザ地区を含む中東情勢をめぐる対応で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。