自民党の
最大派閥、
安倍派の
政治資金パーティーをめぐる
問題で、
派閥の
幹部6
人を
含む安倍派の
大半の
所属議員側がパーティー
収入のキック
バックを
受けていたとみられることが
関係者への
取材で
新たにわかりました。
いずれの
議員側も
政治資金収支報告書に
収入として
記載していなかったとみられていますが、キック
バックの
金額は
議員によって
大きな差があり、
東京地検特捜部が
資金の
流れなど、
詳しい経緯を
調べているものとみられます。
自民党の最大派閥、安倍派「清和政策研究会」の政治資金パーティーをめぐっては、安倍派幹部の松野博一・官房長官や高木毅・国会対策委員長、世耕弘成・参議院幹事長など10人以上の議員側が、去年までの5年間で1000万円を超えるキックバックを受け、政治資金収支報告書に収入として記載していない疑いがあることがわかっています。
さらに、安倍派の座長を務める塩谷立・元文部科学大臣や萩生田光一・政務調査会長、西村康稔・経済産業大臣など、派閥の幹部6人を含む安倍派の大半の所属議員側が、パーティー収入の一部についてキックバックを受けていたとみられることが関係者への取材で新たにわかりました。
関係者によりますと議員側の政治団体は、いずれも政治資金収支報告書に収入として記載していなかったとみられていますが、キックバックの金額は議員によって大きな差があるということです。
派閥の運営を取りしきる安倍派の事務総長は、松野官房長官が2019年9月からおととし10月まで、西村経済産業大臣がおととし10月から去年8月まで、去年8月から高木国会対策委員長が務めています。
東京地検特捜部は、キックバックを受けていた安倍派の所属議員などからの任意の事情聴取について検討し、資金の流れなど、詳しい経緯を調べているものとみられます。