中国外務省は「中国と外国の人的往来を促進させるため」として、渡航に必要なビザの料金を一律25%引き下げるとの方針を示しました。
中国外務省は8日、中国ビザの取得にかかる料金を今月11日から来年末まで一律25%引き下げると発表しました。
「中国と外国の人的往来を促進させるための臨時措置だ」と説明しています。
また、先月24日にはドイツやフランス、マレーシアなど6カ国に対してビザの免除措置を始めました。
中国の文化観光省によりますと、2023年上半期に中国の旅行社が受け入れた海外旅行者数は約48万人で、2019年と比べて18分の1程度に激減しています。
こうした措置の背景には海外からの旅行客などを回復させたい狙いがあるとみられます。
一方、中国のSNS上では「中国に来ないのはビザ代金を払えないからではない」などとの見方も上がっています。