「NHKスペシャル」などを手掛けるNHKの子会社の元社員が、業務を装ってJRの乗車券など100万円分をだまし取ったとして逮捕されました。
「NHKグローバルメディアサービス」の庶務を担当していた川崎健治容疑者(44)は去年10月、旅行業者にJRの乗車券と特急券、合わせて120枚、およそ100万円分を発注してだまし取った疑いが持たれています。
警視庁によりますと、川崎容疑者は旅行業者に「制作会社が使用します」と言って乗車券を発注していました。
嘘の発注は2017年から780回行われ、合わせて1億8000万円分の乗車券などを受け取っていたということです。
警視庁は、川崎容疑者が乗車券を換金して競艇や住宅ローンの返済などに使ったとみて調べています。