茨城県の
鹿島港の
沖合で
漁船が
転覆した
事故から13
日で1
週間です。
乗組員3
人の
行方が
依然としてわからないままで、
海上保安署は
捜索を
続けるとともに
当時の
船内や
操船の
状況を
詳しく
調べて
転覆の
原因を
捜査しています。
今月6日、茨城県の鹿島港の沖合で漁船の「第八大濱丸」が転覆し、乗組員20人のうち2人が死亡しました。
また3人が行方不明となり捜索が続けられていますが、1週間たった今も見つかっていません。
事故当日には民間の漁船の音波探知機が現場海域の海底付近で沈没した漁船の可能性のある物体を捉えていたということですが、その後の捜索では手がかりは得られておらず海上保安署は引き続き3人を探しています。
一方、転覆の原因についてはこれまでの調べに助かった乗組員が「多くの魚が網に入って船体が傾いた」と説明していて、海上保安署は船がバランスを崩して転覆した疑いもあるとみています。
また、乗組員はいずれも法律で義務づけられているライフジャケットを着用していなかったとみられています。
転覆した漁船は、当時はほかの2隻と船団を組んでイワシ漁をしていて、海上保安署は安全管理に問題があった可能性もあるとみて船内や操船の状況について業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで捜査しています。