インフルエンザ患者かんじゃ数すう 大幅おおはばに減少げんしょうも引き続ひきつづき注意ちゅうい

専門せんもん家かは減少げんしょうした理由りゆうについて「年末ねんまつ年始ねんしの時期じきは休やすみの医療いりょう機関きかんが多おおく、受診じゅしんする人ひとが少すくなかったためだと考かんがえられる」とした上うえで、流行りゅうこうは続つづいているので引き続ひきつづき注意ちゅういが必要ひつようだと呼よびかけています。

国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょなどによりますと、1月つき5日にちまでの1週間しゅうかんに全国ぜんこくおよそ5000か所かしょの医療いりょう機関きかんから報告ほうこくされたインフルエンザの患者かんじゃ数すうは、1医療いりょう機関きかんあたり33.82人にんと、現在げんざいの方法ほうほうで統計とうけいを取とり始はじめて最もっとも多おおかった前まえの週しゅうの64.39人にんから大幅おおはばに減少げんしょうしました。

また、報告ほうこくされた患者かんじゃの数かずは14万まん1998人にんで、前まえの週しゅうより17万まん5000人にんあまり減へりました。

都道とどう府県ふけん別べつにみますと、

▽岐阜ぎふ県けんが最もっとも多おおく70.67人にん、

▽茨城いばらき県けんが60.18人にん、

▽愛知あいち県けんが55.97人にん、

▽大分おおいた県けんが54.26人にん、

▽滋賀しが県けんが52.58人にんなどとなっていて、30の道府県どうふけんで「警報けいほうレベル」の30人にんを超こえています。

前まえの週しゅうと比くらべると41の都道とどう府県ふけんで減少げんしょうしましたが、6つの県けんは増加ぞうかしています。

データをもとに推計すいけいされるこの1週間しゅうかんの全国ぜんこくの患者かんじゃ数すうは、およそ110万まん4000人にんとなり、9月つき2日にち以降いこうの今こんシーズンの累積るいせきの患者かんじゃ数すうはおよそ704万まん1000人にんと推計すいけいされています。

日本にっぽん感染かんせん症しょう学会がっかいインフルエンザ委員いいん会かいの委員いいん長ちょうで、倉敷くらしき中央ちゅうおう病院びょういんの石田いしだ直ただし副ふく院長いんちょうは「年末ねんまつ年始ねんしの時期じきにあたり、休やすみの医療いりょう機関きかんが多おおく受診じゅしんする人ひとが少すくなかったため一時いちじ的てきに患者かんじゃ数すうが減少げんしょうしたと考かんがえられる」とした上うえで「いまも流行りゅうこうのまっただなかで、今後こんご増加ぞうかに転てんじる可能かのう性せいもある。引き続ひきつづき注意ちゅういが必要ひつようだ」として手洗てあらいやマスクの着用ちゃくようなど、感染かんせん対策たいさくの徹底てっていを呼よびかけています。