新型コロナウイルスワクチンの
職域接種について、
政府は
申請の
受け付けの
一時休止を
決めました。
申請を
済ませた
企業などへは
可能なかぎり
職域接種を
行って
いく一方で、
現在の
接種のペースを
落とさないためにも、
自治体での
接種を
円滑に
進めていく
方針です。
新型コロナウイルス対策で、政府は感染対策の切り札と位置づけるワクチン接種の迅速化に向け、自治体での接種に加えて21日から企業などによる職域接種を本格的に始めました。
しかし使用するモデルナのワクチンの配送が追いつかず、今後、供給できる量を上回るおそれがあるとして、政府は23日、職域接種の申請の受け付けを25日午後5時で一時休止することを決めました。
受け付けの再開のめどは立っていないということで、河野規制改革担当大臣は「職域接種が立ち上がると1日の接種回数が140万回くらいになる。供給サイドから見て、かなり早く限界に来た」と述べました。
政府は、申請を済ませた企業などへは可能なかぎり職域接種を行っていく方針で、必要以上の量のワクチンを要求していないかなどを精査したうえで問題がなければ配送することにしています。
一方、現在の接種のペースを落とさないためにも、ファイザーのワクチンによる自治体での接種を今後も円滑に進めていくことで、10月から11月にかけて希望するすべての人への接種を終える目標を達成したいとしています。