この時期としては
強い寒気が
上空に
流れ込んでいる
影響で、
西日本から
北日本の
広い範囲で
大気の
状態が
非常に
不安定になっています。
天気が
急変する
おそれもあり、
気象庁は、
落雷や
竜巻などの
激しい突風、ひょう、
急な
強い雨に
十分注意するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、日本の上空5500メートル付近にはマイナス21度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込んでいます。
このため、西日本から北日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、日本海側を中心に朝から雨が降っているほか、北陸や東北などでは発達した雷雲が広がっています。
午後は太平洋側でも天気が急変するおそれがあり、気象庁は、25日夜遅くにかけて落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨に十分注意するよう呼びかけています。
この時期は大気の状態が不安定になりやすく、今月に入って北陸や東北、中国地方などで、すでに9回、竜巻などの突風が発生し建物の屋根が飛ばされるなどの被害も出ています。
周辺が急に暗くなったり冷たい風が吹いたりするなど、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中などに移動し安全を確保してください。
新潟 佐渡 落雷相次ぐ
25日午前5時半ごろ、新潟県佐渡市新穂地区から北西方面を撮影したNHKのカメラの映像では、雷が鳴り響きオレンジ色に光る稲妻で薄暗い空が明るく変わる様子が確認されました。
落雷は数分おきに観察され、撮影を行った45分間に40を超える稲妻が確認できました。
また、日の出のあとは虹が現れ、オレンジ色の朝焼けと稲妻の組み合わせも観察できました。