G7外相がいしょう会合かいごう2日にち目め ウクライナや中国ちゅうごく情勢じょうせいを議論ぎろん 共同きょうどう声明せいめい発表はっぴょうへ

G7外相がいしょう会合かいごうは2日にち目めを迎むかえ、8日にち午前ごぜん10時じ前まえからウクライナや中国ちゅうごくを含ふくむインド太平洋たいへいようの情勢じょうせいなどが議論ぎろんされています。このうちウクライナ情勢じょうせいをめぐっては、ロシアによる侵攻しんこうが長期ちょうき化かし、各国かっこくの間までいわゆる「支援しえん疲づかれ」も指摘してきされる中なか、厳きびしい対ロたいろ制裁せいさいと支援しえんの継続けいぞくを確認かくにんする見通みとおしです。

午後ごごの討議とうぎにはウクライナのクレバ外相がいしょうもオンラインで参加さんかする予定よていで、こうした姿勢しせいを伝つたえるものとみられます。

また、覇権はけん主義しゅぎ的てきな動うごきを強つよめる中国ちゅうごくをめぐっては、法ほうの支配しはいに基もとづく自由じゆうで開ひらかれた国際こくさい秩序ちつじょを維持いじする重要じゅうよう性せいを共有きょうゆうする一方いっぽう、対話たいわの必要ひつよう性せいも確認かくにんする見通みとおしです。

一連いちれんの討議とうぎを終おえたあと、午後ごごには成果せいかをまとめた共同きょうどう声明せいめいを発表はっぴょうすることにしています。

議長ぎちょう国こくの日本にっぽんとしては、イスラエル・パレスチナ情勢じょうせいをめぐって人道じんどう目的もくてきの一時いちじ的てきな戦闘せんとう休止きゅうしの必要ひつよう性せいなどを訴うったえていて、G7で一致いっちしたメッセージを打ち出うちだしたい考かんがえです。

上川かみかわ外相がいしょう ドイツ外相がいしょうと会談かいだん

上川かみかわ外務がいむ大臣だいじんは、G7＝主要しゅよう7か国かこくの外相がいしょう会合かいごうのために来日らいにちしているドイツのベアボック外相がいしょうと8日にち午前ごぜん、外務省がいむしょうで会談かいだんしました。

この中なかで上川かみかわ外務がいむ大臣だいじんは「緊迫きんぱくするイスラエル・パレスチナ情勢じょうせいやロシアによるウクライナ侵攻しんこうへの対応たいおう、自由じゆうで開ひらかれたインド太平洋たいへいようの実現じつげんに向むけて、両国りょうこく間かんおよびG7で引き続ひきつづき緊密きんみつに連携れんけいしていきたい」と述のべました。その上うえで「両国りょうこくの関係かんけいは安全あんぜん保障ほしょう分野ぶんやでの協力きょうりょくの進展しんてんなど、かつてないほど緊密きんみつかつ強固きょうこなものになっている。連携れんけいをさらに強化きょうかしていきたい」と述のべました。

これに対にたいしベアボック外相がいしょうは「ことし3月つきに開催かいさいした政府せいふ間かん協議きょうぎでは、安全あんぜん保障ほしょう分野ぶんやでインド太平洋たいへいようでの協力きょうりょくを深ふかめることができた」と応おうじました。

そして両りょう外相がいしょうは、中東ちゅうとう情勢じょうせいへの対応たいおうがある中なかでも、ウクライナへの力強ちからづよい支援しえんを継続けいぞくする必要ひつようがあるという認識にんしきを共有きょうゆうしました。また北朝鮮きたちょうせんの核かく・ミサイル問題もんだいや拉致らち問題もんだいについても連携れんけいして対応たいおうしていくことを確認かくにんしました。