岩手県では、去年4月からの1年で49人が熊に襲われました。この中の2人が亡くなりました。
花巻市は、山から出てきた熊を早く見つけるため、AIを使ったカメラを市のいろいろな場所に置きました。このカメラは動物を見つけると、自動で写真を撮ります。AIが写真を調べて、熊だとわかったら、市の職員にメールを送ります。人が生活している場所の近くで見つかった場合、市は警察などと一緒に、熊が山に帰るようにしたり、熊を捕まえたりします。
花巻市では、先月から今月15日までに熊を見たという連絡が30回ありました。去年の同じときの2倍に増えています。市は、いま置いてある23台のほかに、5台のカメラを今月中に置く予定です。