日本で作っているオレンジジュースのほとんどは、ブラジルなどから輸入したオレンジの果汁を使っています。
しかし、ブラジルでは天気が悪かったり木が病気になったりして、オレンジが少なくなっています。円も安くなっているため、去年日本に輸入した果汁の値段は、おととしより50%以上高くなりました。
このため、森永乳業は6月から、200mlのパックのオレンジジュースを10円高くして、130円にします。会社にある果汁がなくなったら、売ることをしばらくやめる予定です。
ハンバーガーのモスフードサービスは今月、オレンジジュースを40円高くしました。
ヤクルトも先月から、パックのオレンジジュースを売ることをやめています。
日本果汁協会は「果汁が足りないので、値段はしばらく高いままになりそうです」と話しています。