栃木県那須町で
夫婦の
遺体が
見つかった
事件で、19
日、
殺人の
疑いで
再逮捕された
指示役の
容疑者が、
首謀者とみられる
容疑者について、「
上野界わいで
力の
ある人だと
思っていたので、
依頼を
断れなかった」と
供述していることが
捜査関係者への
取材でわかりました。
4月、栃木県那須町で会社役員の宝島龍太郎さん(55)と、妻の宝島幸子さん(56)が遺体で見つかった事件では、首謀者とみられる宝島さんの長女の内縁の夫、関根誠端 容疑者(32)など6人が遺体を損壊した疑いで逮捕されています。
警視庁はこのうち、仲介役の平山綾拳 容疑者(25)に続き、指示役の佐々木光 容疑者(28)も夫婦の殺害に関わっていたとして19日、殺人の疑いで再逮捕しました。
佐々木容疑者はことし2月に福岡から上京し、上野の繁華街で客引きをしていたときに、宝島さんのもとで飲食店の経営に携わっていた関根容疑者と知り合ったとみられ、これまでの調べに対し「4月初旬に実行役を探すように頼まれ、それを平山容疑者に伝えた」と供述しているということです。
さらに、事件に関わった経緯については「関根容疑者は威圧感があり、同業者が頭を下げるのを見て、上野界わいですごく力のある人だと思った。上野で仕事をしていくうえで断りきれなかった」などと供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
警視庁は、関根容疑者が優位な立場にあったとみていて、2人の関係性や、佐々木容疑者が依頼を受けたいきさつをさらに調べています。