北朝鮮が
軍事偵察衛星の
打ち上げに27
日夜、
失敗したと
発表したことについて、ロシアの
技術支援を
受けて
打ち上げに
新型エンジンが
使われた
可能性があるとの
見方が
韓国で
出ていて、
今後、ロシアがさらに
積極的に
支援に
乗り出すのではないかと
指摘されています。
北朝鮮の国家航空宇宙技術総局は、軍事偵察衛星を搭載した新型ロケットを27日夜、打ち上げたものの、空中爆発して失敗したと28日未明に発表しました。
これに関連して、韓国軍の合同参謀本部は、27日夜、朝鮮半島西側の黄海上の警備艇から撮影した映像を28日公開しました。
映像では、光の点が突然、大きく光り、爆発した様子がわかります。
北朝鮮は失敗の原因について「新たに開発した液体酸素と石油エンジン」に問題があったとしていて、韓国の複数の専門家は、灯油の一種であるケロシンを液体酸素とともに燃焼させる、新型エンジンが使用されたと指摘しています。
また、北朝鮮はこれまで別の液体燃料を使用していたため、ロシアの技術支援を受けて新型エンジンの導入が、急きょ、進められた可能性があるとの見方を示しています。
韓国メディアは、韓国政府関係者の話として、これまでに多くのロシアの技術者が北朝鮮を訪問し、エンジンの燃焼実験を繰り返していたと報じていて、専門家からは、今後、ロシアがさらに積極的に支援に乗り出すのではないかとの指摘が出ています。