Japanese News: 藤井聡太八冠 “ほっとした”「名人戦」初防衛から一夜明け

藤井ふじい聡さとし太たい八はち冠かん “ほっとした”「名人めいじん戦せん」初はつ防衛ぼうえいから一夜いちや明あけ

May 28, 2024 13:05

Furigana

27日にちに、将棋しょうぎの八はち大だいタイトルで最もっとも歴史れきしのある「名人めいじん戦せん」を制せいし、初はつ防衛ぼうえいを果はたした藤井ふじい聡さとし太たい八はち冠かん（21）が、一夜いちや明あけて会見かいけんに臨のぞみ、「結果けっかを出だすことができて、ほっとしたという気持きもちが強つよいと思おもっています」と心境しんきょうを述のべたうえで、あとがない状況じょうきょうで迎むかえる5月つき31日にちの「叡あきら王おう戦せん」に向むけて、全力ぜんりょくを尽つくしたいと意気込いきごみを語かたりました。

藤井ふじい八はち冠かんは、27日にちまで北海道ほっかいどう紋別もんべつ市しで行おこなわれた「名人めいじん戦せん」七なな番ばん勝負しょうぶの第だい5局きょくで豊島としま将之まさゆき九きゅう段だん（34）に勝かち、4勝しょう1敗はいで「名人めいじん」を初はじめて防衛ぼうえいして八はち冠かんを維持いじしました。

藤井ふじい八はち冠かんは、一夜いちや明あけた28日にちに記者きしゃ会見かいけんし、「今回こんかいは第だい1局きょくから第だい5局きょくまで、さまざまな戦型せんけいになって定跡じょうせき型がたよりも力戦りきせんに近ちかいような将棋しょうぎが多おおかったので、これまでとも、かなり異ことなるシリーズだったと感かんじています。その中なかで、形勢けいせい判断はんだんなどに課題かだいも残のこったと思おもっています」と名人めいじん戦せんの対局たいきょくを振り返ふりかえりました。

そのうえで、「苦くるしい将棋しょうぎも少すくなからずあったので、結果けっかを出だすことができて、ほっとしたという気持きもちが強つよいと思おもっています。名人めいじんには長ながい歴史れきしがあり、象徴しょうちょう的てきな意味合いみあいも大おおきいと思おもうので、今回こんかい、防衛ぼうえいできたことはうれしく思おもっています」と心境しんきょうを述のべました。