全国ぜんこく約やく２に万まん7000人にん「発熱はつねつ続つづく」 厚あつ労ろう省しょうとＬＩＮＥ調査ちょうさ

この調査ちょうさは、ＬＩＮＥが厚生こうせい労働ろうどう省しょうと情報じょうほう提供ていきょうの協定きょうていを結むすび全国ぜんこくの利用りよう者しゃ、8000万まん人にん以上いじょうに対にたいして健康けんこう状態じょうたいや感染かんせん予防よぼうの対応たいおうについて尋たずねたもので、先月せんげつ31日にちから今月こんげつ１いち日にちにかけて第だい一いち回かいの調査ちょうさが行おこなわれました。

これまでに寄よせられた全国ぜんこくでおよそ2400万まん人にんの回答かいとうを分析ぶんせきしたところ、37度ど５ご分ふん以上いじょうの発熱はつねつが４よん日にち以上いじょう続つづいていると答こたえた人ひとの割合わりあいが全国ぜんこく平均へいきんで0.11％、数かずにして２に万まん6900人にん余あまりに上のぼりました。

都道とどう府県ふけん別べつの割合わりあいでは沖縄おきなわ県けんがもっとも高たかく、次ついで東京とうきょう都と、北海道ほっかいどう、大阪おおさか府ふが全国ぜんこく平均へいきんを上回うわまわっていました。

発熱はつねつを訴うったえている人ひとを職業しょくぎょう別べつのグループで分類ぶんるいしたところ、飲食いんしょく店てんや外回そとまわりの営業えいぎょうなど長時間ちょうじかんの人ひととの接触せっしょくや密集みっしゅうを避さけるのが難むずかしい職業しょくぎょうのグループでは、0.23％と全体ぜんたいの平均へいきんの２に倍ばい余あまりに上のぼっていました。

一方いっぽう、在宅ざいたくで家事かじや育児いくじをする人ひとなど人ひととの接触せっしょくを避さけることが比較的ひかくてき容易よういなグループでは0.05％と全体ぜんたいの平均へいきんの半分はんぶん以下いかの割合わりあいとなっていました。

厚生こうせい労働ろうどう省しょうのクラスター対策たいさく班はんと連携れんけいしてデータを分析ぶんせきした慶應義塾けいおうぎじゅく大学だいがくの宮田みやた裕章ひろあき教授きょうじゅは「４よん日にち以上いじょうの発熱はつねつが直ただちに新型しんがたコロナウイルス感染かんせんを示しめすものではないが、人ひととの距離きょりを取とることが難むずかしく防御ぼうぎょの行動こうどうを取とりづらい働はたらき方かたや過すごし方かたをしている人ひとほど感染かんせんリスクが高たかいと見みられる。特とくにそうした職業しょくぎょうの人ひとでは、人ひととの距離きょりを保たもつことができるような環境かんきょうづくりなど、感染かんせんリスクを少すくなくする働はたらき方かたや過すごし方かたをより徹底てっていすることが必要ひつようだ」と話はなしています。