記事後半では大谷選手の一問一答をお伝えしています。
大谷選手は11日、カリフォルニア州サンディエゴで行われたパドレスとの試合で腰の張りを訴え、9回の第5打席で代打を送られて途中交代しました。
大谷選手は12日、パドレス戦の先発から外れ、試合前に取材に応じ「きのうの試合前のトレーニングから違和感があった。きょうは僕は出られると思っていたが、大事をとって先発を外れることになった」と状況を説明しました。
そのうえで腰の張りについては「今シーズンはピッチングがない分、トレーニングがシーズン中もできている。試合以上に負荷はかかるので、そこで多少違和感が出たかと思う。違和感があった直後よりも時間がたって試合中に張りが強くなっていったが、きょうはよくなっているのでよかった」と話していました。
この日は試合前の準備をトレーナーとともに行い、試合に向けて「代打もあるつもりで準備する」としています。
また、この日のパドレスの先発、ダルビッシュ有投手については「対戦を楽しみにしていた。打席には立てないが外から見て勉強することもあると思う」と話していました。
ドジャースのロバーツ監督は試合前の取材に対し、次の試合には先発出場する見込みだとしています。
【一問一答】大谷翔平“腰の状態は改善に”と強調
大谷選手は腰の張りのため先発を外れることになった12日の試合前、報道陣の取材に応じました。腰の状態は改善に向かっていることを強調し、違和感が出るまでの経緯やパドレスのダルビッシュ投手との対戦への思いなど、およそ10分間質問に答えました。
〈アメリカメディア〉
Q.母の日ですが、母親には祝福は?
大谷翔平選手
「してないですね。まだ寝てるんじゃないですか(笑)」
Q.きょうの試合で先発を外れたが、腰の調子は?
「きのうのゲーム前からトレーニングで違和感があったので、きょうは、僕は出られるかなという感じでしたけど、大事をとってということでした」
Q.違和感はいつからあった?
「ゲーム前のトレーニングですね」
Q.試合中に悪化した?
「まあ悪化というか張りが強く、ちょっとこう、なんていうんですかね、やった直後というよりは、何事もそうだと思いますけどちょっと間が空いた方がちょっとずつ症状が出てくるので。
きょうはだいぶ改善されていますし、そういう意味では、よかったかなと思います」
Q.きょうは通常の試合に向けての準備ができた?
「全部ひととおり、トレーナーにも見てもらって、ひととおりやってからここに来ました」
Q.おそらくプレーオフまで出るというチームで、先が長いということもあっての監督の決断。受け入れられたか?
「どうなんですかね、連戦がけっこう続くと言っていたので、まあどっちみちこう、1日(休みを)入れようかなみたいなことはたぶん言っていたと思うので、きょうそれが早めに入るという感じかなと思います」
Q.ダルビッシュ投手と対戦できないのは残念?
「同地区ですけど、今まであまりやることはなかったので、そういう意味ではすごく楽しみにはしてましたし、今後もあるとは言え、少ないチャンスではあると思うので、楽しみにしていました」
Q.代打の可能性は?
「一応そのつもりではいきますけど、どうなるかはちょっと、展開もわからないですし。まあ一応そのつもりでは準備しています」
Q.サンディエゴの雰囲気はどう?
「んー、熱気はもちろんありますし、ドジャースのファンもかなり入っているので、裏にいると、どっちがいいプレーをしたのかわからないくらい、どちらのファンも熱狂的だなと思います」
〈日本メディア〉
Q.体のケアは?
「きのう、きょうですか?きのう、きょうは、まあ電気治療だったりとか、ストレッチだったりとか、急性期なのであまり無駄に動かしすぎないようにしていました」
Q.いつもより長めにケアか?
「んー、いや、どうなんですかね、急性期に対する、痛みに対する治療はしましたけど、まあその、すごく何か違うことをしたということはないかなと思います」
Q.母の日に母親にことばをかけたり、花束を贈ったりしているのか?
「どうなんですかね、花束はないかな。ひと言ふた言じゃないですか」
Q.腰の張りは兆候はあったか?
「んー、まあでもそんなすごくなにか、大きく痛みが出たみたいな感じではないので。トレーニングの中で、なんかいやだなという違和感があった感じなので。まあきょう休みをとるという感じかなと思います」
Q.ピッチャーのリハビリとして行っている投球プログラムの影響もあるのか?
「いやそこはないですね。トレーニングは、例年よりピッチングの方がない分、ある程度はシーズン中もできているかなと思う。試合以上にある意味負荷がかかるところではあるので、そこで多少違和感が出たかなという感じだと思います」
Q.これまで同じような違和感はあったか?
「ありますね。長いことシーズンをやっていれば必ず何かしらは出ると思うので、早い段階で長引かないように、先手先手が大事かなと思います」
Q.このカードは監督がプレーオフのような雰囲気だと言っていたが、やっていて感じることは?
「プレーオフを知らないので、比較はもちろんできないんですけど、本当に半々くらいの人というか。距離的にも近いというのもあると思いますけど、本当にドジャースファンとパドレスファン半分半分くらいの感じで、そういう独特な雰囲気だったかなと思います」
Q.ことし30歳になる、休むことの重要性は?
「ことしに関してはDH(指名打者)だけではあるので、あまり体的にすごくしんどい日があるなという感じはしないですし、どちらかというと、なんて言うんでしょうね、キャッチャーのウィル・スミス選手だったりとか、まあムーキー・ベッツ選手もそうですけど、そういう選手との兼ね合いだったりとか。連戦で必ず入るオフをどういうふうに入れていくのかはもちろん監督が考えるところではあるので、そこは言われたところでとるべきなのかなと思いますね」
Q.睡眠はとれている?
「睡眠はそうですね、比較的とれているかなと思います」
Q.興奮して寝られないことはない?
「バッターではないですね。ピッチャーはいいピッチングするとなかなか寝られない日とかありますけど」
Q.どれくらい寝ている?
「1日ですか?トータルで10時間くらいじゃないですか。1回起きてご飯食べたりするので」
Q.ダルビッシュ投手に対して、ほかの選手とは違う感情はある?
「もちろんテレビで見てきた選手という感じなので、一緒にグラウンドの中でプレーできるというだけでもうれしいですし、毎年毎年、衰えるどころか進化していっている印象なので、見ていて楽しいですし。実際に打席にはきょう入れないですけど、外から見ていて勉強になることもたくさんあるんじゃないかなと思っています」