気象庁によりますと、関東付近にある前線の影響で、関東甲信では大気の状態が不安定になり、長野県では一時、激しい雨が降りました。
この時間は各地で曇りや雨となっていて、長野県や関東北部では、これまでに降った雨で地盤の緩んでいるところがあります。
前線は、このあと北上し前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、関東甲信では17日の夜遅くにかけて大気の状態が非常に不安定になり、特に17日朝にかけては雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
17日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで
▽関東南部で70ミリ、
▽関東北部と甲信、伊豆諸島で60ミリと予想されています。
雨雲が予想以上に発達したり発達した雨雲がかかり続けたりした場合は警報級の大雨になる可能性があります。
気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するとともに、落雷や突風、ひょうにも注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
一方、関東甲信では今月19日から23日ごろにかけて高気圧に覆われて晴れるうえ、暖かい空気が流れ込むため、最高気温が35度以上になるところがある見込みです。
気象庁は高温に関する気象情報を出し、熱中症などの健康管理に注意するよう呼びかけています。