能のう年ねん玲奈れなさんめぐる記事きじ 文春ぶんしゅんに660万まん円えん賠償ばいしょう命令めいれい

芸能げいのう事務所じむしょの「レプロエンタテインメント」は、この記事きじで名誉めいよを傷きずつけられたとして、賠償ばいしょうを求もとめました。

19日にちの判決はんけつで、東京とうきょう地方ちほう裁判所さいばんしょの中園なかその浩一こういち郎ろう裁判さいばん長ちょうは「事務所じむしょが合理ごうり的てきな理由りゆうもなく、仕事しごとを入いれないようにしていたという内容ないようや、月給げっきゅう５ご万まん円えんで下着したぎも買かえないような厳きびしい経済けいざい状況じょうきょうだったとする内容ないようは真実しんじつ性せいがない」と指摘してきしました。

また、「週刊文春しゅうかんぶんしゅんが能のう年ねんさん側がわから得えた情報じょうほうは、あくまで対立たいりつする当事者とうじしゃの一方いっぽうの言い分いいぶんにすぎず、内容ないようが真実しんじつと信しんじる理由りゆうがあったとは認みとめられない」として、出版しゅっぱん社しゃ側がわに660万まん円えんの賠償ばいしょうを命めいじました。

週刊しゅうかん文春ぶんしゅん「到底とうてい承服しょうふくできない」

判決はんけつについて、週刊しゅうかん文春ぶんしゅん編集へんしゅう部ぶは「記事きじは本人ほんにんの告発こくはつに基もとづいて掲載けいさいされたものです。判決はんけつは芸能げいのう界かいの健全けんぜん化かの流ながれに逆行ぎゃっこうし、今後こんごの勇気ゆうきある告発こくはつをためらわせる契機けいきになりかねず、到底とうてい承服しょうふくできない」とコメントし、控訴こうそしたことを明あきらかにしました。

レプロエンタテインメント「公平こうへいな判断はんだん」

判決はんけつについて、レプロエンタテインメントは「当社とうしゃの主張しゅちょうの正当せいとう性せいが証明しょうめいされ、昨今さっこんの芸能げいのう事務所じむしょに対にたいする偏見へんけんに左右さゆうされていない公平こうへいな判断はんだんだと考かんがえています。判決はんけつの中なかで、『裏付うらづけもないまま報道ほうどうにおよんだ』と指摘してきされていることを、文藝ぶんげい春秋しゅんじゅう側がわは真摯しんし（しんし）に受け止うけとめてほしい」とコメントしています。