次世代の
通信規格「
5G」の
サービスが
来年、
本格的に
始まるのを
前に、シャープは、
5Gに
対応した
スマートフォンの
試作機を
公開しました。
公開された
試作機は
この夏に
発売する
新型の
モデルを
ベースとして、
5Gで
新たに
使われる
周波数帯に
対応しています。
8日は、電波を外部に漏らさない特殊な装置の中で、実際に「ミリ波」と呼ばれる5Gの電波をスマホの試作機で受信し、大容量のデータを瞬時にダウンロードする様子を披露しました。
また、今回合わせて発表された従来の電波を受信する新モデルは、5G時代を見据えて、AI=人工知能が動画の編集を自動で行う機能を新たに搭載しているのが特徴です。
シャープの通信事業本部中野吉朗本部長は「5Gはスマホの世界観を広げる引き金になる。その先頭を走れるように製品の開発を進めていきたい」と述べました。
高速で大容量の通信が可能になる5Gのサービスは、国内では早ければことしの夏ごろに一部の地域で試験的に始まり、来年春から本格的に実用化される予定です。
これに合わせてシャープは来年春の発売を目指して今回の試作機の改良を進めるほか、ソニーも対応したスマホの開発を進めていて、メーカー各社の間で5Gの実用化に向けた動きが本格化しています。