ロイヤルズ先発の右ピッチャーに対して1回の第1打席はスライダーに空振りの三振、3回の第2打席はインコースの速球につまってセンターフライでした。
そして、チームが2点リードの6回の第3打席は1アウト一塁で迎え、初球の真ん中よりに入ってきた速球をとらえ、ライトスタンドに運びツーランホームランとしました。
大谷選手は、今月7日に右ひじの手術から復帰し、13日のツインズ戦で復帰後初めてのホームランを打ち、この試合で打った2本目は、本拠地アナハイムでの今シーズン初めてのホームランになり、ファンからは大きな歓声があがりました。
大谷選手は8回の第4打席は2人目の左ピッチャーと対戦し空振りの三振で、この試合は4打数1安打、ホームラン1本、2打点で打率は2割8分6厘になりました。
試合はエンジェルスが6対3で勝ちました。
大谷「1本出てくれてよかった」
大谷選手は試合後のインタビューで「なかなか長打が出ていなかったので自分の仕事ができていなかったという気持ちがあったが、きょうは、1本出てくれてよかった。チームの状態がいいのでそれに乗って少しずつ状態をあげてもっともっと活躍できるよう頑張りたい」と話しました。
また本拠地、アナハイムのエンジェルスタジアムで復帰後、初めてのホームランを打ったことについて「いいものですね。打つことによって球場全体の雰囲気がよくなるので、より勝つ確率が高くなると思っている」と話しました。
そのうえで「しっかりと自分のスイングとタイミングでいければいいなと思っていた。打球が高くあがったけれど、打った瞬間に行くのではないかと思った」と振り返りました。
試合前 今シーズン最多の柵越え
大谷選手は4試合ぶりのホームランを打ったロイヤルズ戦の前に行ったバッティング練習でフェンスを越える打球を連続で飛ばすなど調子が上がっていることを示していました。
バッティング練習では43スイングのうち、19本がフェンスを越える当たりとなり、今シーズンで最も多くなりました。
打球はセンター方向を中心に左中間、右中間とスタンドに届き高くあがって滞空時間の長い大谷選手の打球に対戦相手のロイヤルズの選手なども見入っていました。