天皇皇后両陛下は、
全国植樹祭に
出席するため、
1日から
愛知県を
訪問されています。
天皇皇后として
初めての
地方訪問となります。
両陛下は
1日午前10
時前、
JR東京駅の
東海道新幹線の
ホームに
到着し、
見送りの
大島衆議院議長や
宮内庁の
幹部などからあいさつを
受けられました。
両陛下はにこやかな表情で一人ひとりに会釈をするなどして新幹線に乗り込まれました。
このあと両陛下は、午前11時半すぎにJR名古屋駅に到着し、駅前では大勢の人たちの歓迎に笑顔で手を振って応えられました。
天皇陛下が愛知県を訪問するのは今回で22回目で、両陛下そろっての訪問は平成26年にユネスコの世界会議の開会式に出席するために訪ねられて以来5回目になります。
両陛下は愛知県に2日間滞在し、1日はあま市で特産の「七宝焼」を紹介する施設を訪れ、作品を鑑賞したり、作品づくりを体験する地元の小学生たちと触れ合われたりします。
そして2日は、尾張旭市の愛知県森林公園を会場に開かれる全国植樹祭の式典に出席し、天皇陛下がおことばを述べたあと、お二人で記念植樹に臨まれます。
両陛下にとって、これが天皇皇后として初めての地方訪問となり、各地で地元の人たちと交流を深められます。
大勢の人たちが歓迎
1日午前、天皇皇后両陛下が到着された名古屋駅やその周辺では、集まった大勢の人たちがお二人を歓迎しました。
両陛下が名古屋駅前のロータリーに姿を見せると集まった人たちから歓声が上がり、両陛下は何度も立ち止まって、笑顔で手を振って応えられていました。
また、周辺の沿道にも大勢の人が詰めかけ、お二人の車が通過すると、歓声を上げて歓迎していました。
「両陛下を見ることができてうれしい」
愛知県東浦町から来た60代の女性は「両陛下を見ることができてうれしかったです。暑いのでお疲れにならないよう気をつけていただきたいです」と話していました。
また、愛知県津島市の64歳の男性は「先月、伊勢神宮に来られた、退位される前の上皇ご夫妻を見ることができたので、今度は天皇皇后両陛下を見たいと思って来ました。皇后さまの体調が心配でしたが、お姿を見ることができてよかったです」と話していました。
愛知県東海市から夫婦で来た39歳の男性は「即位されて早々に来ていただけたことを誇りに思います。お姿を見ることで時代が移り変わったことを実感でき、いい記念になりました」と話していました。