中国科学院は18日、国内で活動する古生物学者のチームが、巨大サイ「パラケラテリウム」の新種の化石を発見したと明らかにしました。
新種の学名は「パラケラテリウム・リンシャエンセ」。中国科学院古脊椎(せきつい)動物古人類学研究所の鄧濤氏率いる米中共同チームが命名しました。
化石は中国北西部・甘粛省の臨夏盆地で見つかり、遺伝子解析の結果、パラケラテリウムの新種であることが判明しました。
鄧氏によると、パラケラテリウムの体重は24トンとゾウ6頭分に相当します。肩の高さは約4.9メートル、頭部の高さは約7メートルで、全長は約7.9メートルに達したということです。
パラケラテリウムは今の中国、モンゴル、カザフスタン、パキスタンのほか、少数ではあるが東欧にも住んでいました。