世界最高峰のエベレストの
中腹に
あるネパールの
村に、
日本のNPOの
支援で
柔道場が
完成し、
日本から
運び込まれた
真新しい畳の
上で
子どもたちが
練習に
取り組みました。
この柔道場は、柔道男子日本代表の井上康生監督が理事長を務めるNPOの支援で、富士山とほぼ同じ標高3790メートルにある、エベレスト中腹のネパールのクムジュン村の学校に完成しました。
今月12日、日本から贈られた畳50枚と柔道着50着が、首都カトマンズからトラックやヘリコプターを使って村まで運ばれ、車が通れない学校までの最後の細い道は、子どもたちが1枚10キロ以上ある畳を頭の上に乗せて運び入れました。
もともとパソコン教室だった場所に、畳を敷き詰めて柔道場が完成し、子どもたちは柔道着を着て、真新しい畳の上で早速、受け身などの練習に取り組んでいました。
男の子の1人は「練習を頑張りたいです」と話していました。
このNPOでは今後、指導者を日本から現地に派遣したり、ネパールから日本に招いたりして、柔道を通じた交流を深めていきたいとしています。