福井県の
医薬品メーカーが
製造した
水虫などの
治療薬に、
睡眠導入剤の
成分が
混入していた
問題で、
会社は
この薬を
服用していた
患者1
人が、10
日、
死亡したと
発表しました。
薬の服用と死亡との因果関係はわかっていないということで、早急に調査を進めるとしています。福井県あわら市の医薬品メーカー「小林化工」は、12月4日、水虫などの真菌症の治療薬として製造・販売している飲み薬「イトラコナゾール錠50『MEEK』」に睡眠導入剤の成分が誤って混入していたと公表し、自主回収を進めています。
会社は、11日、この薬を服用していた入院中の患者1人が、10日、死亡したと発表しました。
患者の年齢や性別、住んでいる場所などは明らかにしていません。
薬の服用が患者の死亡につながったかどうかなどはわかっていないということで、会社では今後早急に調査を進めていくとしています。
この薬をめぐっては、服用した患者が意識を失うなどの副作用の報告が11日午前0時までに133件にのぼり、中には車を運転中に意識を失って事故が起きたケースも少なくとも14件報告されているということです。
福井県は工場に立ち入り調査を行い、睡眠導入剤の成分が混入した経緯や出荷前の品質チェックができていなかった原因などを中心に詳しく調べています。